Tuesday, September 27, 2011

110918 スピーチの形式についてのレクチャー

今回のレクチャーでは,スピーチの形式について説明しました。

[OUTLINE]
1.WHAT IS SPEECH?
2.SPEECH FORMS

1.WHAT IS SPEECH?
さて,形式云々の前に,スピーチとはなんでしょうか?

伝えたいことを伝える,
書きたいことを書く,そうしたものでしょう。

スピーチを書く際,伝えたいことの題材になるもの,トピックを設定します。
しかし,いきなりスピーチを書けと言われても何をトピックに書けばいいのかわからないかもしれません。
そのために,日々アンテナを張って,トピックを思いつくようにしてみましょう。
・mixiニュース
・ニュースサイト(YOMIURI ONLINE,毎日.jp,など)
・テレビ
・新聞
・書籍
・好きなもの・こと
・日々の生活
こうしたものから,伝えたいトピック,聴衆にとって興味深いトピックを選びましょう。

ところが,気を付けないと自分にしかわからないスピーチを書いてしまい,
聴衆の関心をひきつけられないこともしばしあります。
そのため,次の点のうち数点を満たせるように気を付けてみるといいと思います。
1.目新しい
2.身近である
3.深刻である
4.理想的
5.普遍的
6.TIMELY
7.経験したことである

ところで,トピックが決まったらすぐにスピーチを書くのもいいかもしれません。
しかしそうすると,自分にしかわからないスピーチを書きかねません。
その防止策として上記の点に気を付けつつ書くのもいいでしょう。
とはいえ,以下に説明するロジックを利用して書いてみるのもいいかと思います。

2.SPEECH FORMS
さて,スピーチには代表的なものが2つがあります。

①Social
 社会的問題を取り扱ったもの。
 (例:東日本大震災,菅総理辞任,フジテレビKPOP騒動

②Value
 個人的な事象を取り扱ったもの。趣味・好きなもの・純粋な価値観の問題など。
 (例:外見より中身なのかその逆なのか,結婚にまつわる問題

また,スピーチの論理構造,ロジックにもとづいてスピーチを作っていくと,
論理的で聴衆に伝わりやすいスピーチになるかと思います。
以下にその例を出していこうと思います。

PHCS(Problem-Solving type,プロソル型とも)
 roblem …問題点を提示して,
 alm …その問題で出る悪影響は何か,
 ause …その問題の原因は何かを明らかにして,
 olution …問題に対する解決策を提示する。

主にSocialで使用していきます。

UIAS(Comparative-Advantage type,コンパラ型とも)
 nder status quo …現状を説明し,
 deal situation …理想の状態を提示する。
 nalysis of status quo …さらに現状を分析して,
 uggestion …具体的な改革案を提示する。

主にValueで使用していきます。

AIDMA
 ttention …現状を丁寧に説明して,問題に関する知識を与える
 (⇒問題に注意をひく状態にもっていく)
 nterest …衝撃的なHarmを型って興味を引く
 esire …解決したいと思わせるため,問題を解決する策を提示
 otive …自分たちの行動で解決できると意識づけるため,
 成功例などを示す
 ction …行動した場合・しなかった場合の結末を提示。


以上にスピーチの形式やロジックを説明してみましたが,
これはあくまで一例にすぎません。
Social,Valueはたいてい分かれますが,
ロジックについてはこれが絶対とは言い切れません。
まずは自分の書きたいように書いてみましょう。
自信がなければロジックにしたがって書いていきましょう。

Sunday, September 18, 2011

9月からのスピ活のスタイル

9月からのスピ活に関するお知らせです。必ず、目を通しておいてください。

後期にある大会に向けて、9月からはスピーチのメイキング活動を始めていきます。
目標は、10月中に、1人1本のスピーチを書き切ることです。(もちろん上級生もです!)

それに伴って、週に約2回集まるこれまでの活動スタイルを、少しだけ変えようと思います。

1.スピ活の問題点
そもそも、これまでのスピ活(週2日、2時間)には大きく2つの問題がありました。
ひとつは、活動の内容に関するもの。もうひとつは、活動を欠席した人に関するものです。

1.1.活動内容に関する問題
大会で、プライズ(賞)を取るために、スピ活でするべきことは大きく分けて2つあります。
それは、「スピーチのメイキング」と「英語能力の向上」です。

1.1.1.スピーチメイキング
よいスピーチを書くためには、トピック選びの視点、論理構成、データの扱い方といった、スピーチづくりに関する知識が必要です。スピーチづくりに「こうでないといけない」というようなルールはありません。しかし、スピーチ作成の基礎としてそれらの理論を学ぶことは大変意義のあることだと言えます。

また、それらの知識を元に、実際にスピーチをつくることもしなければなりません。基本的にスピーチの作成は個人作業ですが、入部したばかりの1年生には、活動中に時間をとって、上級生から指導を行なう必要があるでしょう。

1.1.2.英語能力の向上
スピーチに関する知識に加えて、英語能力が必要なことは言うまでもありません。私達が書くスピーチの原稿はもちろん英語です。壇上では、審査員からの質問に英語で答えなければいけません。また、スピーチ作成(特にリサーチ)の際も、有用なデータを得るためには英語で書かれた情報を読み解く力が必要です。これらをうまく行なうためには、毎回の活動において総合的な英語運用能力の育成を試みるべきであると言えます。

「スピーチの知識」と「英語能力の向上」。これまでのスピ活では、そのどちらをも活動に盛り込まなければなりませんでした。しかし、限られた時間の中に、これらの内容をすべて取り込むのは難しく、実際にこれまでの活動では「英語能力の向上」に焦点を当てて活動してきました。時間に対して取り入れたい内容が多すぎる。これが一つ目の問題点です。

1.2.欠席者に関する問題
もう一つは、欠席者に関するものです。広大ESSには「自由参加」の風潮があります。バイトや個人的な用事で活動を欠席することがあまり問題視されません。(断っておきますが、欠席者を非難しているわけではありません。部が「絶対参加」をルールとして明記していない以上、こちらに参加を強制する力はありませんし、自由参加の風潮のおかげでこれだけたくさんの部員が毎年入部していることも事実です。)

活動を欠席すると、その回の活動内容を全体で共有できません。例えば、スピーチに関する知識を学習した回に参加できなかった人は、その回で学んだ知識なしにスピーチを書くことになります。また、出席した回数の多い人と少ない人で、スピーチ作成の速度がバラバラになってしまう恐れもあります。例えば、一回の活動でA君のブレスト、B君のフローチャートづくり、Cさんの発表練習を同時に行なうのは時間的な制約からかなり困難であると言えます。
欠席による学習やスピ作成の遅れ。これが二つ目の問題点です。

2.新しいスピ活のスタイル
以上の問題を踏まえて、これからの活動を1)通常のスピ活 と 2)チーム活動 に分けようと思います。

2.1.通常のスピ活(週2回)
前期にやっていた活動がこれに当たります。指定した日時に、全員が集まって活動します。主に「英語能力の向上」に重点をおいた活動をし、スピーチに必要な英語力を養います。全体で共有したい、スピーチ理論のレクチャーや、大人数だからできるトピックのブレインストーミングもここで行います。また、欠席者へのフォローとして、毎回のレクチャーの内容は、その日にレクチャーを担当した人がこのブログに内容を掲載します。

2.2.チーム活(週1回以上)
1年生1人、上級生2、3人で、1つのチームを結成します。チーム内のメンバーで予定を調整して集まり、スピーチのメイキングを行います。(主に、上級生が1年生のメイキングの手伝いをする形になります。サマキャンに参加した人は、1日目の夜にやった活動をイメージしてください。)チームの進行状況は、通常のスピ活の際に共有します。少人数のチームなので、これまでのスピ活に比べて集まりやすいというのが、この活動の特徴です。チームは運営側で決定し、全員がスピーチを書き終わるたびに新しく編成し直します。

夏休み中は、活動に参加できる(帰省していない)メンバーだけでチームを結成し、実験的に上の活動を実施します。問題がなければ、10月から全体でチームを分けてスピーチづくりに取り組みます。

2.3.チーム分け
夏休みのチーム分けは以下のとおりです。
A…のだめ、まりぽ、あっこ
B…タカ、BIN!、かもぎ
C…まぎか、ビート、ながやん
D…キャベツ、よもぎ、ソラニン、ひぃちゃん

以上が、9月からの活動のスタイルです。質問や意見等があればながやんまで連絡ください。
頑張りましょう!

ながやん